2017年6月28日水曜日

FREED+ カーナビを買い替えた話 2(KENWOOD MDV-Z704)

さて、「カーナビを買い替えた話 1」で書いたように、新車で取り付けたECLIPSEは残念ながら返品せざるを得ない状況になってしまいました。前の投稿にも書いたことですが、ナビを選ぶ時には、まずオートバックス等で実機に触ってみるべきです。

そこで、今回改めてオートバックスに出向き、実機をいろいろ触ったりして、KENWOODのMDV-Z704に決めました。触ってみると、このナビの操作性の良さが他社製品と圧倒的に違う事がわかります。

このナビは、他のナビに比べると、本当にものすごく良いものです。

想定外に良いのです。前のナビに比べたら、雲泥の差です。ほぼ同じ値段で、こんなにも差がでるものなのか、と正直驚いています。

このナビはとにかく、非常に細かくドライバーの目線に立って作られたナビだと思います。地図・案内・表示等ナビとしての本質や、音質や対応メディアの多さなどカーAVとしての本質を充分に満たしながら、細かい点でも痒い所に手が届く製品です。

(自分としては、2002年に買ったPanasonicのナビ、2013年に買ったPanasonicのポータブルナビ、2017年に買った富士通テンのナビとの使用比較、並びに、店頭での他製品との比較)。

先ず、前の教訓を受け、ナビを選んだ基準にしたのは、
1.操作性が良いこと
2.地図が見やすいこと
3.そこそこきちんとルートを案内できること(運転者が別の道を選んだ場合は、以前のルートに拘らず、すばやくリルートすること)
4.交差点等の案内がタイミングよいこと
5.AVの再生が、iPhone(iPod)に加え、USBやSDカードに適応していること
でした。

1.【操作性】

まず、店頭で実機を触ってみればわかりますが、非常に操作性に秀でています。「サイソク」というネーミングは伊達ではありません。

パナも、パイオニアも、富士通テンも、二本指でのピンチアウト、ピンチイン等の操作が「出来る」と言っても、スマホやiPhone等には遠く及ばず、実際には、反応が遅くて使いにくいものです。その点、このナビは、スマホと同じ感覚で、すっと大きくしたり小さくしたりできます。スクロールもスマホ同様に素早いスクロールが可能です。使ってみると、それによるストレスの無さは格別。信号停止の短い間に、さっとこれから先の道を調べるということが容易にできてしまいます。

また、2画面分割や、必要に応じたAV画面のポーズイン等の操作も画面左端からのドラッグというワンアクションで、すっとできます。いちいちメニューから選択する必要がないのです。

さらに、画面に表示された青看板等が邪魔な場合、そこに触れるだけで消せます。ドライバーはなるべく視線を正面から外したくないので、このように一瞬のちら見でワンアクションでできるということは、ストレスにならないだけではなく、本当に安全面で大切なことだと思います。


2.【地図の見やすさ】

私は基本的に、ナビは、まず「地図」として使います。これは前のナビを買った時から変わっていないことです。だから、いくら3D等の表示が綺麗で案内機能が優れていたとしても、地図として見やすくなければ失格です。その点このナビは、15年ほど前のパナのナビの地図にはかなわないですが、現行の物の中では見やすい方です。例えば、富士通テンのECLIPSEが、「実際の道の太さがほとんど同じなのに、ナビ上非常に太く表示されたり細くなったりと、どの道を選ぶべきか直観的にわからない」のに比べたら、とても見やすいです。そして、なにより、操作性がいいので、見やすい縮尺にすぐに持っていけるから、ある縮尺だけでは見られる範囲が狭すぎたり、情報が少なすぎたりといったことがあっても、ストレスになりません。


100m縮尺から市街図があり、一方通行の表示が出てくれるのもありがたいです。


3.【ルート案内】

デフォルト設定でも私にとってはいい感じですが、人によっては狭い道を案内しすぎるとの評もあります。このあたり、道幅の好みや渋滞考慮、踏切迂回など、自分好みのルート案内の度合いを機能の「オンオフ」だけではなくて、細かく段階で設定できる「マイルートアジャスター」で設定するとかなり自分好みになります。また、ルート学習も的確です。


4.【交差点の案内】

右左折する交差点の表示も大きな円グラフと色でそこまでの距離を示し、大きな矢印で方向を示してくれるので、一瞬目をやるだけで視認できて安全です。その上、交差点までの音声案内の他に、該当の交差点直前にポンポーンという電子音が鳴るので、タイミングを逃しません。(他のナビだと、音声の案内が流れているうちに交差点を行き過ぎるといったこともありました)。このような所も、ドライバー目線だと思います。

ナビの音量も細かく設定できるし、音声案内時に、AV音量を下げるかどうか等も好みで設定できます。このあたり、音楽重視の人やナビ重視の人など好みのとおり設定ができるところも魅力的です。


5.【AV機能】

さすがにKENWOODです。音質は(ナビとしては)かなりいいです。さらにハイレゾにも対応しているとのことで、ハイレゾ音源でなくても疑似的にハイレゾ的に補完してくれる機能もついています。音楽マニアな人にとってはさらにアンプの追加等をしたくなるのかもしれませんが、私は充分満足です。今まで持っていたカーオーディオの中でも最高の音質で、満足です。

音源についても、iPodやiPhoneとの連携はもちろんのこと、SDカードやUSBメモリに入れた音楽や動画を問題なく再生してくれます(システムのアップデート前は、レジュームがうまくいかないなどの問題があったようですが、解決しています)。富士通テンのECLIPSEでも、その機能があるはずなのに、5回に1回くらいしかUSBを認識しないなどの問題がありましたが、このナビはそういった問題もありません。

なお、USBの拡張に関して、Z904はUSBケーブルが3本ありますが、Z704は2本だけです。しかし、USBはハブで4つまで増やすことができるので、メモリも同時に4つ(+iPod)を繋げるため、問題ありません。USBメモリ間のソースメディアの切り替えもスムーズです。

また、細かい事ですが、USBのファイルシステムがNTFSに対応していることもポイントが高いです。例えば、64GBのUSBメモリはWindowsではFAT32ではフォーマットできず(Linux等では可能ですが)、exFATかNTFSになってしまいます。だから、Windowsしか持っていない場合、どこか他でフォーマットしないと、NTFS非対応のナビでは大容量USBメモリは実質使えないことになります。その点でもこのナビは優れています。


6.【その他】

iPhone等との連携。iPhoneにNaviConというアプリを入れることで、iPhoneで普通に地図等で目的地を探し(当然SIRIで探すことも可能)、ワンボタンでナビに転送(BluetoothかUSBケーブル接続)し、目的地に設定できます。なので、地図に無い新しいお店などでも目的地に設定できるところが魅力です。iPhoneを使い慣れた人間にとって、これは想定外に便利な機能でした。

他社ナビで、iPhoneとの連携をうたっているにも関わらず、SIRIが使えないなどというものもありますが、このナビはSIRIにもきちんと対応しています。

地図更新が年間3600円で2回の更新ができるのも安くてうれしい機能です。


【注意点】

かなり完璧なナビだと思いますが、以下の点は、注意が必要でしょう。


2D地図表示で、ノースアップ時にフロントワイド表示ができません。昔のナビはほとんどどこのものでもあたりまえにできたのですが、現行モデルで、これができるのは富士通テンのECLIPSEだけです。(ヘディングアップ時はフロントワイドにできるようですが、私はノースアップ表示しか使わないので、私にとっては意味がありません)。これができるとなお良かったと思います。(ノースアップ表示自体はもちろん可能です)。


目的地等の入力に、五十音順と携帯式のキーボードがあるのですが、フリック入力非対応です。それができればなお良しです。ただし、NaviConでiPhoneと連携させてからは、音声で検索ができるので、ほとんど目的地を入力しなくなってしまいました(やりたい場合は、iPhoneでならもちろんフリック入力ができますしね)。また、前述のように操作性が良いので、地図上で場所を把握している場合は、地図をさっと広域にしてさっとスクロールし、拡大してあっという間に目的地が選べるので、その点でも目的地の名称の入力の機会は少ないです。


自分好みにするためには、カスタマイズが必要です。ナビ機能、表示、音質、音像、など全てにカスタマイズ性が高いので、デフォルト設定のまま使うと、好み通りでないという印象になるかもしれません。また、音質や音像も、車に合わせてきちんと合わせて初めて実力を発揮する感じです。そのひと手間がかけられない人には、良くないかもしれません。


好き嫌いはあるかもしれませんが、私は全体のデザインも非常に洗練されていると思います。また、往年のオーディオファンにとって、音楽の画面でアナログVUメータを表示することができるというのも嬉しい遊び心です。


良い買い物をしたと思います。

FREED+ カーナビを買い替えた話 1(ECLIPSEがダメに)

以前、 「カーナビは何にするか」 で、富士通テンのECLIPSEにすることにしたことは書いたのだが、実は、これがとっても残念な結果となってしまいました。

結局、「地図としてしっかりしていること」ということで、ノースアップ時のフロントワイド表示ができることを条件とし、その機種を選んだわけだったのですが、その他の事があまりにも残念でした。

まず、最初からカタログ通りに動作しませんでした。USBメモリやSDカードの音楽ファイルや動画ファイルが再生できることになっているのですが、USBメモリやSDカードを認識するのが5回に1回くらい。エンジンを5回くらいかけなおすと、やっとファイルを認識するのです。これでは使い物になりません。

また、ステアリングスイッチに繋げるのですが、学習させても、次にエンジンをリスタートさせると全て初期化されてしまうのです。上記2点は完全にバグで、特にステアリングスイッチが使えないと、とっさに操作ができず事故原因になりかねないのです。

また、簡単にフリーズしリブートします。そして、地図画面が止まる、等の不具合がありました。さらに、とどめで納車後2か月でとうとう地図を全く表示しなくなってしまいました。結局これが決めてで、返品をすることになりました。

さらに、これは、「不具合」ではないのですが、フリックやドラッグ、指2本でのピンチイン、ピンチアウトなどの動作がものすごく遅くてやりにくいのです。特にピンチイン・アウトはあまりにも動作が遅いために、目的の縮尺に持っていけず、大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりしてしまいます。結局、「拡大」「詳細」ボタンを何回か押して微調整ということになるのです。(ただし、これについては、KENWOOD以外の殆どのナビがそうだということで、実際店頭でパナやカロも触らせてもらったけれど、ECLIPSEほど遅くないながらも、似たり寄ったりでした)。仮に、商品紹介に「スマホと同じように、ピンチイン、ピンチアウトの操作ができる」と、書いてあっても、それはその機能があるというだけであって、「スマホと同じような、クイックな操作感だ」ということは保証されていないのです。

また、地図もカラフルなのは良いが、実際の道幅がほとんど同じなのに、ナビの地図上では、メインの道とそうでない道に極端に分かれて表示されたりして、地図としても使いにくいものでした。このあたり、口コミで「ナビケーション機能はまとも」等と書いてあっても、その人がナビを2Dの地図として見ず、3Dビューしか使っていないのであれば、全くわからないわけだから、当てにできません。

今回得た教訓は、ナビは実機を見て決めろということです。

2017年3月17日金曜日

FREED+ ACC(自動追尾クルコン)の印象(中央高速編)

くまは、この一週間で、800kmほど走ってみました。 ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)について、前に FREED+ ACCの印象(首都高編)で、首都高での印象(正直、首都高都心での使用は奨めない)を書いたのですが、今回は、普通の高速道での印象です。 結論から言うと、「使える」システムだと思います。長距離運転はかなり楽でした。 ACCは、高速で前の車が設定速度より遅くなると、自動で速度を下げて追尾してくれるという機能の付いたクルーズコントロールです。LKAS(レーン・キーブ・アシスト・システム)という、車線キープをアシストしてくれる機能もあります。都内や都内近で、車間が短くてちょっと開けているとすぐに割り込まれるような状況ではあまり役に立たないですが、ある程度空いてくると、正直かなり楽です。特に、LKASは、強引にハンドルをレーンに持っていかれるというよりは、例えば、ちょっとバンクのついたカーブに設計速度で進入すると自然に車がカーブに沿って曲がっていく事がありますが、その程度の感覚です。ただ、常にハンドルを軽くキープしていないと、ハンドルを握るように警告が出ます。これは、ハンドルスピンなーを握っていても大丈夫なので、どうやら、ハンドルが一定時間完全にフリーになると「ハンドルを握っていない」と車が判断するようです。 ただ、印象としては、車任せだとちょっと乗り心地が悪い(というか、自分でやった方がより乗り心地が良い)ということもわかりました。一番違うのが、減速です。自分で運転するなら、例えば、2台前や3台前の車がブレーキを踏んだら、その時点ですでに反射的にアクセルを緩めているのですよね。でも、車に任せると前の車がブレーキを踏んで実際に速度が落ちてからでないと(当たり前ですが)反応しません。その分、急な減速になります。LKASによる車線のキープもそうで、車は当然、カーブに入って車線をずれ始めてからハンドルを操作して修正します。でも、自分で運転していれば、車線からずれる前にカーブに合わせて自然にハンドルを切ります。また、自分で運転していれば、カーブの途中でRが変化する場合でも、(時には、車線の中で少し左右にずれることがあっても)なるべくハンドルの切れ角を変えないようにして走ります。その方が、左右に振られないので乗り心地が良いので。でも、LKASは、忠実にレーンの中央をキープしようとして、道路のRの変化に忠実にハンドルを操作します。なので、左右のGが微妙に変化して、乗り心地が悪くなります。 無論、あまり気を遣わない人の運転よりは、自動の方がずっと乗り心地はいいですけれど(笑) あと、全然別の観点ですが、ドライバーの心理としての乗り心地もあります。例えば追い越し車線にいるときに、後ろからより速い車が来たら、走行車線に避けるわけですが、(そもそも、走行車線の流れが遅すぎて追い越し車線に出たわけなので)走行車線に戻りにくいこともあります。そんな時は、少し前との車間を詰めることで、後ろのドライバーは「ああ、このドライバーは自分に気が付いているけど、この先が詰まっているから速く走れないんだな」って理解しますから、後ろも苛立たなくなるし、あまりあおって来たりしなくなります。ところが、前との車間を大きく空けたままでいると、「ゆうゆうと追い越し車線を走っている」と思われて、より後ろを苛立たせるし、あおられる原因にもなります。(まぁ、そんなこと関係なく、いつでもあおるような態度の悪いドライバーもいますけれど、多くの慣れたドライバーは、そのように「気が付いているよ」ということを知らせてあげるだけで苛立ちがおさまるわけです。)・・・ところが、ACCはそういうことは斟酌しません(当然!)。なので、ずっと、十分な車間を空けたままで走ります。すると、バックミラーで、後ろのドライバーが苛ついてくるのが判ったりして、乗り心地(というか居心地)が悪くなる・・・なんてこともあります。ドライバーが苛立って、車間を詰められたら、場合によると、事故の遠因になることすらあり得ます。なので、そういう時にも、ACCは向きませんね。つまり、相当空いていて、みんなが十分な車間をとって走っているような道路でない限り、ACCは却って、心理的に疲れる要因にもなり得るということです。

2017年3月9日木曜日

新型 FREED のルームミラーが低いとお嘆きの貴兄に


くまがステップワゴンから乗り換えたからか・・・あるいは、くまだから脚がニンゲンより短いからか・・・理由わからないのですが、新型フリードに乗ったら、やたらルームミラーの位置が低いです!おそらくはホンダセンシングのカメラなどのために、運転席と助手席の間が少し天井が低いことが原因だと思うのですが・・・

そう感じている人、他にもいませんか?
そんな方に朗報です。ルームミラーは、高さ調整ができるのです。さらに、裏技を使うと、もっと上にすることができます。



デフォルトの位置だと、視点としてこんな感じ(自分の目のところにカメラを構えて撮ってます)。それなりに座高があるくまの視点だと、左前の歩道にいる人が、横断しようとして車道に出てくるのが見えなかったりします。


これ、案外知られていないのですが、ここまでは普通に高さを上げることができます。
さっきは見えていなかった向こう側の家の鉄柵がほとんど見えています。



実は、ルームミラーが動くのは、角度だけではなくて、最近のは結構ミラーの支柱の根本も動くんですよ。
横から撮った2枚の写真を見ると支柱の角度が変わっているのがわかると思います。(ごめんなさい、ちょっとレンズに指が写っちゃってますけど、気にしないで)


それでもまだ、低いとお嘆きの方には、さらに裏技。
この高さまで上げることができます。
どうやったの?って? 鏡の形を見てください。

支柱を思いっきり下に下げると、ぐるっと回して鏡の上下をひっくり返すことができるんです(新型フリードはできます。他の車種では、一旦外さないとできないのもありますが)。本来、鏡の裏の上の方に支点が付いているので、ひっくり返すことで、さらに鏡は高い位置になるのです。
これなら、ほら、向こう側の家の鉄柵が上端まで見ています。

ただ、防眩のレバーが上側に行っちゃうので、防眩を良く使う人にはちょっと不便かもしれませんが。


くまは、ワイドミラー派なので、ルームミラーが低いと、余計に視界が妨げられるのですが・・・この高さなら、ワイドミラーを付けても問題ありません。

とりあえず、一件落着。

新型フリード、新型フリードプラスの、ルームミラーの高さ調整の話でした。調節が効かない、低いよぉ、と嘆いていた方、是非おためしあれ!

今日の車いじり(カナードw 取り付け)

カナードも付けてみました。
・・・ってウソ。

ホントは、バンパーガード。
バンパーが一番突起している場所に、ゴム製のこんなのをつけました。

カーボン柄ですけど、実はゴム製でやわらかく、曲面にもよく貼り付きます。
もう1セット買って、傷つける前にドアミラーにも付けておきたいですね。

ちなみに、ドアを開けた時に最も外に出る部分には、やはりガードを取り付け。これは、ステップワゴンから外したものを流用しました。駐車場などで、お隣の車を傷つけないためにもね。


今日の車いじり(ハンドルスピンナー 取り付け)

ハンドルスピンナー という物をご存じでしょうか。

ステアリングにつけるドアノブのようなもので、それを持って片手でハンドルが簡単に回せるという便利GOODSです。くまはもう20年以上も前から使っているのですけど。

なにしろ、切り返しなども片手で楽々だし、サンドイッチを食べたりしている時に、急にハンドルを大きく切る必要があっても、問題ありません。そして、以前四十肩になった時や、突き指をした時などにも役に立ってくれました。

で、ステップワゴンにつけて10年以上使っていたやつが、全く問題がないので、取り外して、フリードに取り付けです。

ステアリングの外周側に付けることもできるが、くまは内周側に付けるので、普通に運転するには全く邪魔になりません。その上、このハンドル、ボタンが14個もついている(左側にオーディオ関係のが十時キーを含んで4つ、右側がクルーズコントロール関係が4つ、左下の後方に電話のハンドフリー用スイッチが3つ、右下の後ろにマルチインフォメーションディスプレイの切り替え用が3つ…)のですけど、全部問題なく操作できます。

あまり高い物でもないし、普段、普通に運転するときは触らなければ良いので、邪魔にもならないですから、よく車に乗る人にはお勧めな逸品ですよ。




今日の車いじり (室内灯 LED化)

室内灯を、ユアーズの専用設計のLEDに変更。
(というか、昨日その作業中に、ショートさせてヒューズを飛ばしたのですけど)。
取り付けたのは「ユアーズ フリードプラス 専用 LED ルームランプ」

今朝、さっそくディーラーに行って、ヒューズをもらって、その場で交換しました。
そしたら車内がとっても、明るくなりました。(というか、旧車、ステップワゴンでもLEDにしていたので、早くその感覚にしたかったのです)。

例えば、運転席前のマップランプが、純正のもの(右側)と比べるとこんな感じ。

ルームランプは、この倍以上のLEDが付いているので、室内は本当に明るいです。しかも、純正だと1個数千円相当が、これは、5か所分で5千円くらい。安い!!
(ステップワゴンの時は、1個3千円くらいしていましたっけ)


2017年3月8日水曜日

FREED+ ACCの印象(首都高編)

さて、(室内灯のヒューズ飛ばしちゃったのはまぁ、いいとして、それ以外は問題ないから・・・)慣らし運転がてら、家内を迎えに都心までドライブです。

我が家から首都高に乗ってみました。

で、我が家のフリードプラスには、ホンダセンシングを載せてあるので、さっそくACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を試してみます。結論から言うと、C1近くの首都高のくねくねのあたりにはACCは向かないです(というか、普通のクルーズコントロールも使えないけど)。

何か起きたのでしょう。

ACCは、前方の車両の車速に合わせて速度を落とす仕組みがあります。つまり、例えば、100km/hで走っている時にセットすると、前方の車が80km/hまで速度を落としたら、自動でこちらも80km/hまで落とし、その後、また前車が加速するか、あるいは、いなくなったら、元の設定した100km/hまで速度を上げる仕組みです。

今日は、首都高で比較的真っ直ぐ走っている路線で80km/hでACCをセットしました。そうすると、前の車がカーブにさしかかったので、速度を55km/hくらいまで落としました。こちらも、それに追随して自動で減速します。スムーズに60km/hを切るくらいまで。「お、上手いぞ!」と思ったのもつかのま、カーブがきつすぎて、ホンダセンシングが前車両が居なくなったと勘違い。カーブの入り口でいきなり、また加速してくれるというおちゃめなことを。そして、まぁ、設定速度の80km/hでも曲がれるカーブだったので、ちょっとアクセルやブレーキには触らずに走っていたら、今度はカーブの出口で、前車両を見つけたセンシング君が、やや強めにブレーキをかけてくれました。いやー、おちゃめ!

これ、よく知っている道で、しかも、前車両も目視できるところだからそのまま任せられましたけど、知らない道だったり、前車両がもっと減速していたりしてたら、危なかったな、と。
まぁ、普通のクルーズコントロールだったら、カーブ手前でブレーキを踏んで解除しているはずだから、問題ないわけですけどね。

とにかく、ACCは湾岸線みたいに真っ直ぐなところはともかく、そうでない首都高では使うべきではないですね。というか、普通に、長距離を「クルーズ」するためのものだから、本来の使い方ではないわけですが。

さっそくやっちまった(笑)

さて、納車初日にして、さっそくやってしまいました。

室内灯をLEDに替えようと思って、作業してたら、どうやら、LEDの基盤全体がプラスの電極になっていたらしく、室内灯を止めてあるネジ(これがボディーアースになってるわけね)と接触して、パチっと小さな火花が。
ちゃんと、電源をOFFにして作業していたのだけれど、点燈テストやった時にね~・・・

で、いきなりヒューズ飛ばして、室内灯が点かない状況に(笑)。

最初火花が飛んだ直後、LEDの側をやっちゃったかと思ったけど、他の室内灯も点かなくなってたから、これはヒューズをやったな、と。で、まぁ、他が普通に動くので、明日明るい時に、ヒューズは交換すれば良いでしょう。

まぁ、納車初日から・・・あはは(笑)。

FREED+ 納車!


今日は、納車の日。現行車ステップワゴンに乗って、ディーラーに行くと、新しい我が家の車、ブルーのフリードプラスが用意されていました。隣に並べてもらって、記念撮影。


そして、諸手続きを終えて、納車。


そしたら突然、「納車式」と称して、突然ディーラーの店舗と工場にいた従業員が、店長、工場長以下全員集まって整列してくれて、挨拶をしてくれました。そして花束までいただいてしまい・・・。
新車を買ったという気持ちが、実感として沸いて、嬉しくなってきました。

走行距離9km。19万キロのステップワゴンに比べればまだ赤子のようなもの。癖もつかみ切れていませんが、やはり同じ系統の車。驚くほど違和感がありません。それでいて走りやすい。素性のいい車です。これからよろしく!



















ラストラン! ステップワゴン

今日、新車のフリードが納車です。
・・・ということは、ステップワゴンとも、とうとうお別れ。

2003年に初年度登録の、ステップワゴン スパーダ24T RF-7。2006年に6万キロで買ってから、とうとう19万70キロ。
いろいろ、積んでいた物をはずして綺麗にし、最後に洗車をして、ラストランは、我が家からホンダのディーラーまで。

最終走行距離は、190,073km でした。ホントに、今日までありがとう。














ありがとう、うちのステたん。

2017年3月5日日曜日

ステップワゴン19万キロ達成!


フリードプラスを買う前の車(現行)乗っているのは、ステップワゴン スパーダ 24T RF-7。
とうとうこの車も19万キロ到達!

6万キロ台で買って以来、本当に良く乗りました。真冬の車中泊も寒くなかったし。
車中泊しながら、箱根に行ったり、南紀まで行ったり。広島も、四国も、淡路島も行ったっけ。

もうすぐさよならだけど、よくがんばったね~。

2017年2月8日水曜日

カーナビは何にするか (ノースアップ時にフロントワイドができること)

さて、今回契約したFREED+は、ナビ装着キット付き、つまりナビはホンダの純正ナビを付けない選択です。ホンダ純正のインターナビは19万円くらいするのと、純正ナビは買い替えの時に面倒なので始めから避ける選択です。(車よりナビの方が先にダメになりますからね)。

ちなみに、ホンダのインターナビをつけると、運転席のマルチインフォメーションディスプレイに、交差点案内図が表示されたり、他のホンダ車の位置と通信して独自の道路情報を取得したりなどができるので、それなりに意味はあるのですが・・・

ということで、私がナビに求める機能はただ一つ。「地図としてしっかりしていること」です。つまり2Dで見た時に見やすく、適度な縮尺の時にちゃんと一方通行の表示がなされ、必要なアイコンや交差点名があまり重ならずに読めて、これから行こうとする方向がちゃんと表示されることです。
最近は、3Dや交差点のリアルな映像などが売りになっているのですが、そのせいで、地図としての基本機能がおろそかにされているナビが多くなっています。

例えば、「地図」なのですから、北を上に表示する「ノースアップ」表示がきちんと行われなければなりません。私は、紙の地図を見るときも、地図をくるくる回して見たりしません。現在は進行方向を上に表示する「ヘディングアップ」が主流ですが、それだと、ナビが本当に正しい道を案内しているのかわかりにくいことがあるのです。

ある時、長野北部に旅行に行った時に、私は北東方向に3kmほど離れた場所に行きたいと思っていました。しかし、ナビの指し示す方向は右下に行けというのです。その時点で、主要な国道を通るルートはたしかに一旦南東に進んで山を一つ迂回するルートだったのですが、近くの農道を通ればほぼ直接目的地に向かえる場所でした。この時、ノースアップにしていたので、目標は右上なのに、右下に案内しようとしているナビのミスにすぐ気が付きました。ヘディングアップにしていたら、私はナビの間違いに気が付かなかったかもしれません。そうしたら、20km以上も遠回りをさせられるところでした。

こんなこともあったので、私は、ノースアップ派です。で、ノースアップまでは最近のナビでもできるのですが、ノースアップ時にフロントワイドができる機種が減っているのです。昔は、パナソニックのストラーダもパイオニアのカロッツェリアもみんなあたりまえのようにできたのに。この「フロントワイド」は、自車が進む方角が広く表示される機能です。なので、ヘディングアップ時は当然自車マーカーが中央より下に表示されて画面の上側が広く表示されることになります。しかしノースアップ時には、自車マーカーが進行方向によって動くのです。次の写真を見てください。



現在南南東に向いて進んでいるので、自車位置が左上の方にずれて表示されているのがわかると思います。この、簡単な機能が搭載されていないナビが最近はほとんどなのです。しかし、たったこれだけの機能の有無で、ノースアップ派にとってはナビの価値が雲泥の差になります。(この写真はパナソニックの昔のナビのものです)。

結局、探し回って、Yahoo知恵袋にまで聞いたら、富士通テンのECLIPSEシリーズはその機能があることがわかりました。なので、ナビとしてはECLIPSEシリーズ一択になりました。フリードのシリーズには純正だと9インチのナビが付くのですが、社外品だと取り付けキットが無いとのこと。旧型フリード用のキットを使って工夫すれば付くのかもしれませんが、7インチの方が10万円近く安いので、とりあえずECLIPSEの7インチのナビを付けてもらうことにしました。AVN-R7です。73,960円でAmazonで買いました。

後ほどディーラーに持ち込んで納車前に取り付けてもらいます。






2017年1月28日土曜日

FREED+ 契約しました

フリードプラス ガソリン車 FFを契約しました。

G Honda-Sensing 車。色は、コバルトブルーです。
Sパッケージ(LEDライト、アルミホイール、本革巻ステアリング、皮シート)、オートリトラミラー、黄色のフォグランプ付きです。そのほかに前後のセンサーと、前後のカメラを付けることにしました。バックカメラはナビ装着パッケージで、標準装備です。フロントカメラはナビのオプション品。

車体の値引きが163,123円。オプションの値引きで42,624円。合計で約20万5千円の値引きです。新車発売後4か月の1月でこれは、まぁまぁでしょう。本当は、他の販売店と競合させるなどすればもっと行けたのかもしれませんが、このディーラーさんには本当にお世話になっているし、これからもお世話になるので、あまりきつい値引き交渉をするのはやめました。

これからも長いお付き合いになるでしょうから、お互い気持ちの良いところで取引がしたかったのです。

ディーラーに来るのが3月初旬。私への納車は3月中旬になりそうです。

2017年1月27日金曜日

2016年型FREED ガソリン VS ハイブリッド 乗り比べ

今回、フリードプラスを買うにあたって、ほぼガソリン車にすることで気持ちは決まっていたのですが、最終的にもう一度乗り比べをさせてもらいました。

まずHVに乗りました。

相変わらずの力強さがあります。音も静かです。何の問題もありません。
ただ、私はHVの電池について、実はあまり信頼をしていません。4~5年程度乗って手放すのであれば下取り価格も高いしHVは良い投資だと思います。しかし、現在乗っているステップワゴンも15年もので、19万キロまで乗っています。私は、友人が古いプリウスで蓄電能力が下がってしまい、ほとんど「ただの重い電池を積んだ車」になってしまったのを見たことがあります。今時のHVはそんなことはないでしょうけれど、10年たって電池がもつのか、また、交換にコストがかかるのではないかと心配なのです。


次にガソリン車に乗りました。

そうすると、ガソリン車の方がアクセルに対するレスポンスが良いことがわかります。HVは、ちょっと後からグググっと加速する感じなのです。単体で乗っているとわかりませんが、乗り比べると良くわかります。

ついでにガソリン車で高速道路も走らせてもらいました。80km/hくらいからの加速もスムーズです。加速の瞬間、エンジンはかなり回りますが、特にべた踏みでひーひーという感じではありません。また、クルーズに移ると、回転数も低くロードノイズも小さくて、非常に快適です。ここまでスムーズなことを確認して、今回買う車はガソリン車に決定しました。

ついでにアダプティブ・クルーズ・コントロールも試してみます。クルーズコントロールをセットして、足をアクセルから離しても、車がすーっと走っていく感じは、慣れないと一瞬戸惑います。エンブレが効かないのかと、ブレーキを踏みそうになります。しかし、ここまでは、以前のクルーズコントロールの車と同じです。

さて、わざとブレーキを踏まないままで、インターチェンジの出口に向かいます。前の車が減速して、自分もブレーキを踏みたくなるのをちょっと我慢すると、すぐに自動で車速が落ちるのがわかります。それも、かなり上手な人が踏んだブレーキのようになめらかに速度が落ちます。このブレーキをどのくらいの車間で効き始めさせるかは、設定で変えられます。デフォルト設定のままだと、私の感覚ではちょっとブレーキが遅い(つまり車間が短い)感じでしたが、あまり長い設定にしておくと割り込みを誘いそうで却って危険でしょう。その意味では、首都圏に住むにはちょうどいいのかもしれません。

以前のクルーズコントロールは、全体が100kmくらいで流れているようなところでないと使えなかったのですが、これなら、多少混みあって速度が若干落ちていても使えそうです。これと、車線維持補助機能があるおかげで、かなり長距離運転が楽になりそうです。納車されたら、高速道路試してみたいです。


さて、そんなわけで結局、HVとガソリン車では、総合的に見て確かにHV車の方がいいのですけれど、「価格差程の魅力を感じない」ということで、ガソリン車を買う事に決定しました。


2017年1月25日水曜日

FREED+ ガソリン VS ハイブリッド

フリードを買うにあたって、新型のプラスにするか、旧型のスパイクにするかに関しては、若干の車中泊上の工夫をすることにして、新型のプラスで決まりました。

もう一つの問題として、ガソリンにするかハイブリッド(HV)にするかという問題があります。同グレードの車を比較すると28万円くらい違いがあります。しかし、現実には、私はLEDのライトは付けたかったのっで、それが7万くらいしますから、その価格差は20万くらいまで縮んでしまいます。さらに、HVの方が税金が安いので、現行税制のままだと5年くらいで10万円くらいさらにHVの方が得なようです。そうすると、価格差10万円。それを燃費で取り返せるか・・・というところなのですが・・・

HVの方がガソリンより優れているところはたくさんあります。しかし、今回私はガソリン車を選択しました。理由は3つです。

1.HV車は2列目シートが狭いこと。HV車は1列目シートの下にユニットがあるので、運転席と助手席の後ろの床が3cm程度盛り上がっています。2列目に座ってみて分かったのですが、特に脚が長いわけでもない、標準的な私(身長175cm)で、膝裏(腿裏)がシートから浮くのです。これでは、普通に男性が座ったら、長距離には耐えられません。

2.HVとしての電装系に特化した機能が少ないこと。せっかく大容量のバッテリーを積んでいるのですから、100V電源を増やすといったような工夫が欲しいと思うのですが、それがありません。

3.走りの反応がガソリン車の方がクイックなこと。アクセルに対する反応が、ガソリン車の方がいい感じなのです。もしかすると5人満載にして山道を登るといったような時は、HVの方が有利なのかもしれませんが、そうでもなければ、ガソリン車の方が車重も軽いためにレスポンスが良いのです。

つまり、実質たった10万円であるにしても、わざわざ高いHV車を買うメリットがあまり感じられ無いといった感じなのです。

ただ、未確認情報ですが、車中泊がらみでのHVの優れた点として、HV車はイグニッションがONの状態でもエンジンが基本的には止まっているので、車中泊でONにしておいても大丈夫(時々発電の為に回るだけ)なので、車内電装品がある程度使えると聞きました。まぁ、それに関しては、ポータブル電源を買うことで対応しましょう。その方が汎用性高そうだし。

2017年1月10日火曜日

2016年型 NEW FREED+ VS 旧FREED Spike (車中泊以外の比較)

前の記事 で、今回の新型フリードプラスと旧フリード スパイクの荷室サイズから、車中泊性能について比較しました。車中泊性能については、正直旧型の方が圧倒的に上で、新型フリードプラスは、いくつかの工夫次第では、まぁまぁ快適という感じ(実際に寝てないからわかりませんけどね)ということがわかりました。それでも他の車種よりはかなり良いのではありますが・・・

今回の記事では、それ以外の比較をしたいと思います。

1.走りについて。
スペック的には・・・
エンジン: 
 プラス 131PS(15.8kgf.m)、スパイク 118PS(14.7kgf.m)
パワーウェイトレシオ:
 プラス(G)10.84kg/ps、スパイク 10.76kg/ps
 今乗っているステップワゴン スパーダ24Tは10.00kg/ps
燃費:
 プラス 19.0 km/L、スパイク 13.2 km/L

・・・走りは、正直、あまり変わりません。まぁ、人が多く乗った時は、出力の大きい現行モデルの方が有利でしょう。燃費はカタログ上は1.5倍くらい良くなっていますが、実質どのくらい差があるのかはわかりません。まぁ、改善されていることは確かでしょう。

 実際に乗ってみると、ガソリン車もHVも、良く走る感じで全く問題ありません。前のFREEDは乗っていないので、差はわかりませんが、あちこちのレポートを見る限り、発進加速や、コーナリングは、よりスムーズで大変良くなったという記述が目立ちます。

2.内装について
 新型は、もはや、別のグレードの車と言ってよいほど、現行モデルが良くなっています。ドアを閉めた時の音も、重々しく、どっしりした感じです。

3.静粛性について
 静粛性も上がったという話しです。これに関しては、今乗っている2代目ステップワゴンが、本当に箱鳴りのようにロードノイズがうるさくて、そのためだけにREGNOを買わざるを得なかったことを考えると、私は確実に満足いくと思います。実際試乗したら、本当に静かでした。HV車はもちろん、ガソリン車でもエンジン音が気にならないくらいです。
 これに関して、あるユーザーレビューに、「私は、S600からホンダを乗り継いで来た。新型フリードは、音が静かすぎて不満だ。」といったようなものがあり、ちょっと吹きだしてしまいました。ま、そのくらい静かだってことですね。

4.インパネについて
 新型は、メーター類が、ダッシュボードの奥に移動したため、視線移動が少なく、大変に見やすくなっています。HUDが不要な感じです。しかも、全グレードでデジタル化したことで、メーターの高さを低く押さえることができていて、ダッシュボード上でも視界を妨げません。さらに、Gグレード以上に付いているマルチインフォメーションディスプレイは、必要な情報を必要な時に教えてくれるので、ありがたいです。まるで、新しい旅客機のアビエーションメーターのように、グラスコクピット化しているというわけです。
 また、ナビの位置も、少し奥にずれて、視線移動が少なくなり、見やすくなりました。

5.安全機能について
 新型は、Honda Sensingを搭載しています。これは、単眼カメラとレーダーによる前方のセンサーで、衝突軽減自動ブレーキや、回避補助、車線キープ補助、前車との車間を保つ自動速度調整機能のついたクルーズコントロールなどの機能があります。これは、これから歳をとっていく私にとって、重要になってくる機能でしょう。この機能には副産物的に、先行車発進お知らせの機能(デフォルトで前の車が発進した3秒後。発進直後に設定することも可能)や、主要交通標識読み取り機能(制限速度、進入禁止、一時停止などを、マルチインフォメーションディスプレイに表示してくれる)もついてきます。笑えたのは、幅の広い中央分離帯がある道路で、対向車線側にあった進入禁止標識を読み取ってしまい、その警告が出て来たことです。まだ、完全な自動運転実現にはちょっと時間がかかりそうですね。(車線キープ補助などは、ワイパーが動いていると作動しないといった制限もあります)。

6.ライト等
 新型は、あるグレード以上だと、ライト等の殆どがLEDを選べます(あるいは標準装備)。また、ウインカーはドアミラーについています。このあたりは、確実に進歩しましたね。

7.外見
 フロントグリルは「大人しくなった」という評判です。まぁ、確かに、エアロバンパーに変えないと、かなりおとなしい印象です。メーカーWebやカタログの真正面の写真の多くが、エアロバンパーというのが、それを表しているようです。
 あと、ホイールカバーは形は工夫してあるのですが、やはりアルミじゃないと、ちょっといい感じではありません。これもWebやカタログ写真の多くがアルミ装着車というのがそれを表しています。
 
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以上から、フリードプラスは、車中泊においてスパイクから少し劣ってしまった(天井高以外は工夫次第である程度カバーできます)ものの、それ以外の部分では、もろもろ改善されてきています。特に、Honda-Sensingの搭載は、完全にプラスに軍配が上がります。

逆を言うなら、Honda-Sensingなど要らない。燃費も多少悪くてもいいから、車中泊を完璧にしたい(あるいは、身長180cm以上である)場合には、中古のスパイクを買うという手もあるかと思います。

2016年型 NEW FREED+ VS 旧FREED Spike (車中泊・荷室 寸法詳細など)

さて、私は、今までの記事に書きましたように、車中泊旅行をしたくて、2代目ステップワゴンのフルフラットになるモデルを買い、それが18万キロを超えて来たので、そろそろ買い替えになったわけです。で、ステップワゴンは好きなのですが、現行のステップワゴンにフルフラットの機能が無いので、FREED Spikeを買おうかと思っていました。

そして、買おうと思った2年前、「新型フリードが出る」という話がでて、以来待ち続けたわけです。その間に、リコール問題や、ダウンサイジングターボが売れないなどいろいろあって遅れに遅れ、新型フリードは2016年9月にやっとお目見えしました。

しかし、車中泊機能は、Spikeに比べると、その平面性や荷室長、天井高において、かなり劣るモデルになってしまっていました。

なので、そのあたりを中心に、新型フリードプラスと、旧フリードスパイクの比較をしていきたいと思います。(その他の評価は次の纏めで)。


まず、私(身長175cm)が寝ると、運転席を運転できるような状態に残しておいては、頭が当たってしまいます。足先に余裕があるようですが、脚をまっすぐに伸ばして、かかとも90度まげては寝ないですから、これでぎりぎりです。

こちらの写真で、頭が当たっているのがよくわかります。

助手席を前にずらして、背もたれを倒して、ぎりぎり190cmが確保できます。(メジャーの先端は、ぎりぎり後部ハッチの内側に置いています。私の肩で170cm、耳のあたりで180cmです)。
写真の右側に見えているのが運転席の背もたれの後ろにある2列目シートの折り畳み位置です。運転席はぎりぎり(お腹がつかえるけど)なんとか運転ができるだけの幅を残した状態です。180cmも確保できていないのがわかると思います。

車中泊の場合、咄嗟に車を運転できるようにしておくのは、セキュリティの考え方から必要なことだと思います。そうだとするならば、このように運転席だけぎりぎり残してずらし、背の低い家内を運転席の後ろに寝かせるというのは一つの手でしょうね。(一人で寝るなら、助手席後ろに寝れば、充分な場所は確保できますが)。これに関する解決策は、アイデアはある(後述)のですが、できるかどうかは納車されてみないとわかりません。




さらに、もう一つの問題が、この3cm弱の段差です。最初と2枚目の写真でわかるように、かなり背が反ってしまい、安眠できません。
そして、これは、おそらく5cm程度の厚みのマットでは吸収できない段差です。

ここに関しては、こんなお風呂マット を、半分に切ればちょうどぴったり合いそうです。(低い部分の横幅が120cm、立幅が44cmくらいなので)。

そのほか、フリードプラスの荷室のあちこちサイズを測っておいたので、ご参考まで。

低い部分の縦幅は約44cm。

荷室の構造の全景。 横の扉から。

助手席を前に倒した時のぎりぎりのサイズ190cmちょっと。

 運転席をぎりぎり運転できる幅にしておくと、確保できる荷室長は180cm程度。

荷室の下側(俗に言う地下一階、B1)の横幅。手前で70cm強、奥側で65cmくらい。
そうそう。このB1の左側のタイヤハウス付近にはジャッキが。右側にはパンク修理剤と、ドライバー等のセットがあり、ドライバーの入っているところには、三角停止表示板が納まります。ただ、これはフリードプラスの仕様で、なんと、新型フリードには停止表示板を納める場所はなく、タイヤハウスにベルトで止めるだけです。新型フリードを買おうとしている方は、ご注意ください。

参考までに、以下は、旧フリード Spikeの荷室写真。(ホンダ Webから)
荷室床は真っ平。

(旧フリード Spike)天井高も高い。ランプやら棚が、車中泊仕様車っぽい遊び後頃。

つまり纏めるとこんな感じです。

旧FREED Spike
長所:
・ 床がほぼ真っ平。
・ 長さ2m程度確保できている。
・ 荷室の天井高が高い。
・ ランプや棚の作りが、遊び心があって良い。
短所:
・ 床下の収納が薄い。
・ 一旦布団やマットを敷くと、ほとんど床下からものが取り出せない。
・ 1列目シートの後ろに数十センチの隙間ができる。

新型FREED+
長所:
・ 床下に物が大きく収納できる。
・ 上にマットや布団を敷いても、床下の物が取り出せる。
・ 1列目シートと2列目との間に隙間があまり空かない。
・ 2列目シートのヘッドレスト逆刺しで、簡易枕にできる。
短所:・・・と解決策
・ 約3cmの段差がある。
 →お風呂マットを敷く。
・ 運転席を潰さないと、長さ190㎝以上が確保できない。
 →運転席側に家内を寝かせるか、あるいは、2列目シートに工夫?(※1)
・ 棚やランプの工夫が無い。
 →棚は、ルーフラックを付けることで解決これはこれで楽しそう。
 →ランプは、よくあるLEDのクリップライトをラックに付ければいいでしょう。
・ 荷室天井が低い。まぁ、普通のミニバンの後部座席を倒したくらいの高さはあるので不満ではないのですが、旧Spikeほどの高さはありません。

ここまでの比較で車中泊関連だと、明らかに旧 FREED Spikeの方に分があります。次の記事では、それ以外の部分を比較していきます。

※1 運転席を運転できる状態で確保しておきたい理由は、前述のように車中泊時のセキュリティ上の理由からです。なので、車外に出ずにさっと運転席に乗り込めれば、それでもいいという考え方もあります。もしかしたら、2列目シートを後ろに素早くずらすことができれば、それも可能かもしれません。実際にやってみると、手がうまくシートの下の前後調整バーに届かないのでそれができないのですが、紐かなにかをバーに結んでおけば、椅子の上にいる状態でバーが引き上げられるように工夫できるかもしれません。納車になったら試してみようと思います。