2017年1月10日火曜日

2016年型 NEW FREED+ VS 旧FREED Spike (車中泊・荷室 寸法詳細など)

さて、私は、今までの記事に書きましたように、車中泊旅行をしたくて、2代目ステップワゴンのフルフラットになるモデルを買い、それが18万キロを超えて来たので、そろそろ買い替えになったわけです。で、ステップワゴンは好きなのですが、現行のステップワゴンにフルフラットの機能が無いので、FREED Spikeを買おうかと思っていました。

そして、買おうと思った2年前、「新型フリードが出る」という話がでて、以来待ち続けたわけです。その間に、リコール問題や、ダウンサイジングターボが売れないなどいろいろあって遅れに遅れ、新型フリードは2016年9月にやっとお目見えしました。

しかし、車中泊機能は、Spikeに比べると、その平面性や荷室長、天井高において、かなり劣るモデルになってしまっていました。

なので、そのあたりを中心に、新型フリードプラスと、旧フリードスパイクの比較をしていきたいと思います。(その他の評価は次の纏めで)。


まず、私(身長175cm)が寝ると、運転席を運転できるような状態に残しておいては、頭が当たってしまいます。足先に余裕があるようですが、脚をまっすぐに伸ばして、かかとも90度まげては寝ないですから、これでぎりぎりです。

こちらの写真で、頭が当たっているのがよくわかります。

助手席を前にずらして、背もたれを倒して、ぎりぎり190cmが確保できます。(メジャーの先端は、ぎりぎり後部ハッチの内側に置いています。私の肩で170cm、耳のあたりで180cmです)。
写真の右側に見えているのが運転席の背もたれの後ろにある2列目シートの折り畳み位置です。運転席はぎりぎり(お腹がつかえるけど)なんとか運転ができるだけの幅を残した状態です。180cmも確保できていないのがわかると思います。

車中泊の場合、咄嗟に車を運転できるようにしておくのは、セキュリティの考え方から必要なことだと思います。そうだとするならば、このように運転席だけぎりぎり残してずらし、背の低い家内を運転席の後ろに寝かせるというのは一つの手でしょうね。(一人で寝るなら、助手席後ろに寝れば、充分な場所は確保できますが)。これに関する解決策は、アイデアはある(後述)のですが、できるかどうかは納車されてみないとわかりません。




さらに、もう一つの問題が、この3cm弱の段差です。最初と2枚目の写真でわかるように、かなり背が反ってしまい、安眠できません。
そして、これは、おそらく5cm程度の厚みのマットでは吸収できない段差です。

ここに関しては、こんなお風呂マット を、半分に切ればちょうどぴったり合いそうです。(低い部分の横幅が120cm、立幅が44cmくらいなので)。

そのほか、フリードプラスの荷室のあちこちサイズを測っておいたので、ご参考まで。

低い部分の縦幅は約44cm。

荷室の構造の全景。 横の扉から。

助手席を前に倒した時のぎりぎりのサイズ190cmちょっと。

 運転席をぎりぎり運転できる幅にしておくと、確保できる荷室長は180cm程度。

荷室の下側(俗に言う地下一階、B1)の横幅。手前で70cm強、奥側で65cmくらい。
そうそう。このB1の左側のタイヤハウス付近にはジャッキが。右側にはパンク修理剤と、ドライバー等のセットがあり、ドライバーの入っているところには、三角停止表示板が納まります。ただ、これはフリードプラスの仕様で、なんと、新型フリードには停止表示板を納める場所はなく、タイヤハウスにベルトで止めるだけです。新型フリードを買おうとしている方は、ご注意ください。

参考までに、以下は、旧フリード Spikeの荷室写真。(ホンダ Webから)
荷室床は真っ平。

(旧フリード Spike)天井高も高い。ランプやら棚が、車中泊仕様車っぽい遊び後頃。

つまり纏めるとこんな感じです。

旧FREED Spike
長所:
・ 床がほぼ真っ平。
・ 長さ2m程度確保できている。
・ 荷室の天井高が高い。
・ ランプや棚の作りが、遊び心があって良い。
短所:
・ 床下の収納が薄い。
・ 一旦布団やマットを敷くと、ほとんど床下からものが取り出せない。
・ 1列目シートの後ろに数十センチの隙間ができる。

新型FREED+
長所:
・ 床下に物が大きく収納できる。
・ 上にマットや布団を敷いても、床下の物が取り出せる。
・ 1列目シートと2列目との間に隙間があまり空かない。
・ 2列目シートのヘッドレスト逆刺しで、簡易枕にできる。
短所:・・・と解決策
・ 約3cmの段差がある。
 →お風呂マットを敷く。
・ 運転席を潰さないと、長さ190㎝以上が確保できない。
 →運転席側に家内を寝かせるか、あるいは、2列目シートに工夫?(※1)
・ 棚やランプの工夫が無い。
 →棚は、ルーフラックを付けることで解決これはこれで楽しそう。
 →ランプは、よくあるLEDのクリップライトをラックに付ければいいでしょう。
・ 荷室天井が低い。まぁ、普通のミニバンの後部座席を倒したくらいの高さはあるので不満ではないのですが、旧Spikeほどの高さはありません。

ここまでの比較で車中泊関連だと、明らかに旧 FREED Spikeの方に分があります。次の記事では、それ以外の部分を比較していきます。

※1 運転席を運転できる状態で確保しておきたい理由は、前述のように車中泊時のセキュリティ上の理由からです。なので、車外に出ずにさっと運転席に乗り込めれば、それでもいいという考え方もあります。もしかしたら、2列目シートを後ろに素早くずらすことができれば、それも可能かもしれません。実際にやってみると、手がうまくシートの下の前後調整バーに届かないのでそれができないのですが、紐かなにかをバーに結んでおけば、椅子の上にいる状態でバーが引き上げられるように工夫できるかもしれません。納車になったら試してみようと思います。

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