2017年2月8日水曜日

カーナビは何にするか (ノースアップ時にフロントワイドができること)

さて、今回契約したFREED+は、ナビ装着キット付き、つまりナビはホンダの純正ナビを付けない選択です。ホンダ純正のインターナビは19万円くらいするのと、純正ナビは買い替えの時に面倒なので始めから避ける選択です。(車よりナビの方が先にダメになりますからね)。

ちなみに、ホンダのインターナビをつけると、運転席のマルチインフォメーションディスプレイに、交差点案内図が表示されたり、他のホンダ車の位置と通信して独自の道路情報を取得したりなどができるので、それなりに意味はあるのですが・・・

ということで、私がナビに求める機能はただ一つ。「地図としてしっかりしていること」です。つまり2Dで見た時に見やすく、適度な縮尺の時にちゃんと一方通行の表示がなされ、必要なアイコンや交差点名があまり重ならずに読めて、これから行こうとする方向がちゃんと表示されることです。
最近は、3Dや交差点のリアルな映像などが売りになっているのですが、そのせいで、地図としての基本機能がおろそかにされているナビが多くなっています。

例えば、「地図」なのですから、北を上に表示する「ノースアップ」表示がきちんと行われなければなりません。私は、紙の地図を見るときも、地図をくるくる回して見たりしません。現在は進行方向を上に表示する「ヘディングアップ」が主流ですが、それだと、ナビが本当に正しい道を案内しているのかわかりにくいことがあるのです。

ある時、長野北部に旅行に行った時に、私は北東方向に3kmほど離れた場所に行きたいと思っていました。しかし、ナビの指し示す方向は右下に行けというのです。その時点で、主要な国道を通るルートはたしかに一旦南東に進んで山を一つ迂回するルートだったのですが、近くの農道を通ればほぼ直接目的地に向かえる場所でした。この時、ノースアップにしていたので、目標は右上なのに、右下に案内しようとしているナビのミスにすぐ気が付きました。ヘディングアップにしていたら、私はナビの間違いに気が付かなかったかもしれません。そうしたら、20km以上も遠回りをさせられるところでした。

こんなこともあったので、私は、ノースアップ派です。で、ノースアップまでは最近のナビでもできるのですが、ノースアップ時にフロントワイドができる機種が減っているのです。昔は、パナソニックのストラーダもパイオニアのカロッツェリアもみんなあたりまえのようにできたのに。この「フロントワイド」は、自車が進む方角が広く表示される機能です。なので、ヘディングアップ時は当然自車マーカーが中央より下に表示されて画面の上側が広く表示されることになります。しかしノースアップ時には、自車マーカーが進行方向によって動くのです。次の写真を見てください。



現在南南東に向いて進んでいるので、自車位置が左上の方にずれて表示されているのがわかると思います。この、簡単な機能が搭載されていないナビが最近はほとんどなのです。しかし、たったこれだけの機能の有無で、ノースアップ派にとってはナビの価値が雲泥の差になります。(この写真はパナソニックの昔のナビのものです)。

結局、探し回って、Yahoo知恵袋にまで聞いたら、富士通テンのECLIPSEシリーズはその機能があることがわかりました。なので、ナビとしてはECLIPSEシリーズ一択になりました。フリードのシリーズには純正だと9インチのナビが付くのですが、社外品だと取り付けキットが無いとのこと。旧型フリード用のキットを使って工夫すれば付くのかもしれませんが、7インチの方が10万円近く安いので、とりあえずECLIPSEの7インチのナビを付けてもらうことにしました。AVN-R7です。73,960円でAmazonで買いました。

後ほどディーラーに持ち込んで納車前に取り付けてもらいます。